「女って色々あるのね」と思ったこと

私、不妊か~。から始まった不妊治療・妊娠・結婚生活のことなどをのんびり色々書いていきます

無痛分娩(陣痛編)

 

 

こんにちは!

 

先週から里帰りから戻ってきて自宅での育児を始めました。

食事のとき、お風呂の時、トイレの時などベビーを母に抱っこしてもらっていましたが、これからはそれができないと思うとはっきりいってめちゃめちゃ不安でしたが、この一週間はそんな私の気持ちを察するかのように割といい子にしてくれていたベビーに感謝です!

 

というのも我が子は産まれた直後から人一倍泣く子で、抱っこしてても泣く、おっぱいをあげても泣く、ベッドに置いたらもちろん泣く、入院中は夜はほぼ徹夜で病院の廊下にうちの子の鳴き声だけが一晩中鳴り響く、という子供だったから。

入院中同室の方の赤ちゃんたちは程度の差こそあれ我が子よりも手の焼ける赤ちゃんはいませんでしたので、出産後のボロボロの身体で

「うちの子は何か違うんじゃないか、もしかして障害でもあるのではないか・・・」

とその時は本気で心配したものです。

同室のお母さんもこちらがうるさいので助産師さんに訴えて部屋を移動していくという始末でした。

そして私は産後鬱のような状態になっていったのです・・・(-"-)

 

しかし退院して1週間ほどたったころから徐々にですが寝てくれるようになり、寝かしつけのコツをつかんだのもあって最近では夜は2回もしくは3回の授乳であとは寝てくれるようなリズムがついてきたのです☆

そして先日仕事中の夫から連絡があり、ここまで育児を頑張ってくれたお礼をしてくれるとのことで一昨日半日のフリータイムと産後マッサージをプレゼントしていただきました。

どうした旦那!誰の入れ知恵だい??

サプライズ下手の夫には珍しい行動に驚きましたが、とはいえとてもとてもリフレッシュできました。

久々にまともな人間に戻れたようなそんな気分でした。

 

 

無痛分娩の陣痛について

さて本題の無痛分娩における陣痛の痛みについてです。

端的に言うと私はかなり痛みを感じました。

事前に助産師さんからは

 

うちの病院は麻酔をガンガン入れていくから、子宮口全開になってもみんな平気でごはんモリモリ食べてるわよー!

 

と聞いていたので

 

けっこうがっつり麻酔効かすタイプのやつなのね!むしろ少し麻酔弱めでほどよく陣痛の痛みも感じたいかも・・・(贅沢なことですが)

 

とすら思っていましたが、予想を超える痛みでした。

 

まず入院二日目に陣痛促進剤(飲み薬)を飲むと順調に陣痛が起き、定期的にいい張りがきたので医師に

これは今日産まれるかもね。妊娠中は運動してた?体重とか増えた?

と聞かれたので

臨月は2時間散歩して、つわりがひどかったので体重も4キロ程度しか増えていませんと答えると

いいね!その頑張りの効果が出てるよ

とのこと。

体調管理してたことが順調な陣痛に繋がったのだと思い痛みはあるもののかすかに吐く息が震える程度だったのでなんとか冷静を保ったまま産めるかも!と期待していました。

しかし2時間・3時間と経過しても子宮口が全開まで開かない・・・

じゃあ促進剤追加しようか!ということで点滴の促進剤も追加

それでも開かない・・・

今回の病院は無痛分娩の場合麻酔を入れられる医師が限られており、午後5時までに産まれなければ麻酔が打ち切られてしまうので翌日に仕切り直しとなるのですが刻々とタイムリミットが近づいてきました。

なんとか痛みに耐えていましたが一日中我慢するとなるとかなり体力・気力が消耗してきます。

結局5時になっても子宮口は広がらず翌日に持ち越しとなりました。

促進剤を止めて、今夜はゆっくり休もう(+o+)と思いながら出された夕食を食べていると、なぜか再び陣痛の痛みが・・・!

 

しかもさっきまでより痛い!

 

どうやら陣痛促進剤で陣痛を起こしたことで、今度は薬を入れなくても体が自然の陣痛を起こしてしまったようなのです。

 

なんてことだ!

 

まだ医師が近くにいたので、最低限の麻酔を入れてくれたものの全く効かない。

そこからが私の出産の一番の地獄タイムでした。

何がつらいってお腹の収縮よりもおしり方面の痛みがひどかったのです。

お腹の痛みも麻酔を入れている割にかなりのものでしたが、陣痛の痛みの

波が引いて合間に1・2分でも休憩ができればまだ耐えられました。

しかし私の場合はなぜかお腹の痛みの波が引いても、その間おしりの方がなぜか激痛で

全く休む暇がなかったのです。

ライオンに追われてるなんとか逃げ切ったと思ったら、反対方向から虎がやってきて追われ逃げたと思ったらまたライオン・・・!

そんな逃場のない絶望的な時間でした。

 

でも助産師さんたちが見ているお腹の収縮を波形にして映しているモニターではきちんと痛みの波は引いているので

痛い?でも今お腹張ってないよ?

と不思議がられました。

私は

 

痛みの波が引かないです・・・!!!

 

と唇をかみしめ、涙を流しながらどうにか訴えましたが誰も痛みの原因がわからずどうにもできず・・・という状況がどのくらい続いたでしょうか。

麻酔もそれなりに入れているし、けっきょく医師もこれ以上は耐える以外どうしようもないと判断したのかその場を去っていこうとしました。

 

う、裏切り者~~!!

 

と心の中で叫びながら、実際はこう言いました。

 

すみません・・導尿をしてください・・・(@_@;

 

促進剤を入れている間は定期的に助産師さんが導尿する予定だったのですが

一旦促進剤中止→自然な陣痛が起きる→地獄の痛みがやってくる

とい流れの中でそれどころではなくなりしばらく導尿していなかったのです。

私はこの痛みの中、0.1%でもいいから体の負担を減らさなければ!という思いから膀胱の満杯感だけでも取ってもらおうと思ったのです。

 

そこで助産師さんが導尿すると、出るわ出るわ(尿が)。助産師さんが尿を入れる容器を追加で持ってきてー!と別の助産師さんに頼みやっと入るくらいの尿がたまっていたのです。

そして尿が出た途端、先程までの謎のお尻の方の痛みがやわらいだのです!

 

た、助かった・・・

 

助産師さんからは、今1リットルくらい尿がでたから相当溜まってたみたい。

と言われたたように記憶していますが、はたして人間が1リットルも尿を溜め込めるのかあやしいので、痛みで混乱していた私の聞き間違えかもしれません。

とにかく沢山でたことは確かです。

本当に1リットルだとしたら私は自分の膀胱のスペックを完全になめていました。これからは自信をもって3時間の映画でも通路側ではなくスクリーン正面に座ることができるでしょう。

 

助産師さんの見解では膀胱が満杯すぎて赤ちゃんが通りづらくなってしまい、お尻が圧迫されていたかったのではないか?と言われました。

もっと早く導尿してほしかったとしか言いようがありませんが、こうして痛みがひと段落したところでその日は陣痛室に移動し、一夜を過ごすことになりました。

 

次回は出産当日の出来事をまとめます。