「女って色々あるのね」と思ったこと

私、不妊か~。から始まった不妊治療・妊娠・結婚生活のことなどをのんびり色々書いていきます

産後鬱というトラップ

おはようございます!

 

今日は朝の授乳の流れで我が子が寝落ちしてくれたので、家事が進んで少し嬉しい一日の始まりです(^-^)

 

さて、なんとか無事出産を終えた私ですが、その後もまだ苦難が待ち受けていました。

それは

夜泣きと授乳

です。

 

初産の方はみなさん妊娠中の身体の心配・胎児の心配そして出産の陣痛の心配等に思いを巡らせる時間は沢山あると思います。

でも産後の授乳や寝かしつけについて同じくらいのレベルで考える方は少ないのではないでしょうか。

私はそうでした。

本当にもっと心構えが必要だったなーと今になって思うのです。

今日はそんな産後のちょっと暗ーいお話になります。

ちなみに今現在、育児は大変ですがハッピーですよ!!

 

以前の記事にも書きましたが、我が子は産まれたその日1日だけはおとなしかったのですが翌日から退院するまで、そして帰宅してからもしばらくは昼間はもちろんのこと夜泣きがひどいタイプの子でした。

助産師さんによるとたいていの赤ちゃんは出産当日は大人しいのだそうです。

そして二日目くらいから覚醒し夜泣きなどがひどくなるんだと教えてもらいました。

産まれたばかりなので昼夜の区別がなく、昼間寝て夜間起きているというパターンが多いとのこと。

 

ただそのレベルは赤ちゃんによってまちまちで、私は4人部屋に入院したのですが他の赤ちゃんたちは我が子ほどは泣いていませんでしたし、授乳すればしばらくは大人しく寝てくれている子がほとんどでした。

 

そんな中我が子は昼間こそ細切れの睡眠をとっていましたが、その寝かしつけも抱っこしたり添い寝したりと試行錯誤してやっとわずかに寝てくれる程度。

しかも入院中は母乳指導や医師の訪問、ご飯の配膳などがひっきりなしに来ますのでその音ですぐに目覚めてしまいます。

 

ましてや夜になると全然寝てくれずひときわ大きな声で泣き続ける我が子をひたすら抱っこであやし、まだ十分にでない母乳をあげ、泣き止まない声を聞きつけてたまに助産師さんが様子を見に来てくれて、、ということをひたすら繰り返して一睡もできずに夜が明けるというパターンでした。

 

赤ちゃんの泣き声というのは、生きていくために人間にとってわざと耳障りな声になっているという話を聞きますが本当ですね。狭い部屋で一日中マックスの泣き声を聞いていると頭がおかしくなりそうになりました。

 

入院した日から慣れない病院でしっかり眠ることができていなかったので1週間ほどまともに寝ることができないのは産後の身体にともてこたえました(;O;)

ここでいうまともに寝るというのは2時間でも寝れればまともということです。

入院中は基本的に3時間おきに必ず授乳するように言われますので、皆さんどんなに眠れても2時間ちょっとずつしか寝れないのですが

でも私にとっては

2時間さえ羨ましい!

という感覚でした。

 

助産師さんからも

主張が強い

とお墨付きをもらった我が子ですが、入院中に数日遅れて入ってきた同室のお母さんがあまりにもうるさい夜泣きに辟易したのか助産師さんに訴えて部屋を移動していくほど(;O;)

無痛分娩といえども29時間かかったお産で体はへとへと、また無痛分娩なのにそれなりに痛みも伴いましたので精神的にも疲労がありましたし、そこへモンスターのような夜泣きと寝不足が追加されて徐々に産後鬱のような症状が現れ始めました。

 

このまま何ヶ月もこんな状態が続くのかな?体がとてもじゃないけどもたないな

どうしてこんなに泣くのかな?

妊娠中の生活が悪かったのかな?

何か障害でもあるのかな?

妊娠中もトラブルが多かったけど、産後もこんなにつらいなんて

癇癪もちの子は育てづらいというけどちゃんと仕事復帰できるかな?

 

そんな心配ばかりが頭をグルグルまわってきてしまいました。

 

入院中は赤ちゃんを連れて産科のエリアを出ることはできないし、夫や義母がたまに面会にきてくれますが、なぜかその時だけは赤ちゃんが大人しくなるという謎の現象があったので狭い病室にこもったきりこの苦しみを誰にも理解してもらえないというのが大きかったです。また実母は風邪をひいていて面会を控えていました。

 

なんとかそんな入院生活も終わりに近づきやっと退院できる!

これで実家に帰れば少しは寝ることができる!

家族みんなで赤ちゃんをあやすことができる!

 

そんな切実な思いと期待をもって退院を楽しみにしていたのですが、なんと黄疸の数値が基準値をオーバーしてしまい退院予定日当日になって最低でもあと二日入院してくださいと言われてしまいました。

黄疸自体はその段階ではそれほど心配しなくてもいいということを冷静に理解していたのですが、この監獄のような生活があと二日以上続くという現実に一人病室で泣きながら夫に連絡し帰りたいと弱音を吐きました。

 

二日間は赤ちゃんの付き添い入院という形で、黄疸を軽くするために赤ちゃんに青い紫外線ライトを当てるのですがそれでも数値がよくなければさらに入院は延長ということでしたが幸い二日間で退院することができました。

 

その後は実家に里帰りしての育児の話に続きます。

 

 

なんだか出産したのに暗い話が続きますが、現在はなんとか育児も軌道にのって赤ちゃんの可愛さを実感する毎日ですよ(´っ・ω・)っ

でも産後の辛さというのはなかなか吐き出す場所が見つからないおかあさんたちが多いのではないでしょうか。

たとえ友人や家族が会いに来てくれたとしても、折角お祝いしにきてくれたのに辛いとはあまり言えないですよね・・・

もし産後思ったよりボロボロでも、こんな人もいるんだ!と共感していただければ幸いです。