「女って色々あるのね」と思ったこと

私、不妊か~。から始まった不妊治療・妊娠・結婚生活のことなどをのんびり色々書いていきます

無痛分娩(出産当日編)

 

 

 

おはようございます!

昨日は朝から雨でしたね。そして今日も秋の涼しさ・・・でもこの時期の雨は心と体にも潤いを与えてくれる気もします。

そしてサッカー日本代表の大事な試合!勝利!サッカー好きの夫は

今日は早く帰ってくるぞ!と意気込んでおりました。

出がけに我が子に行ってきますのあいさつをしたかったようですが、まだ熟睡していたので

起こさないでー、今日早く帰ってきたらかまってあげてね

と言ったら残念がりながらも

今日はサッカーだからなー・・・

とかましてきました。

サッカー見ながらだって抱っこしてくださいよ~(*´Д`)

 

 

さて!無痛分娩の出産当日について書いていきます。

当日といっても深夜0時過ぎから書いていきますよ。

前回の記事で書きましたが、膀胱に尿が溜まり尋常ではない痛みに襲われた後、導尿をしてなんとか我慢できる痛みまで落ち着いたので、LDRから陣痛室に移って朝まで休むことになりました。

助産師さんからはこのままここ(LDR)で休みますか?と聞かれましたが分娩台の上でいくらなんでも体と心が休まらんよ!と思ったし、すでに出血していて分娩台の上に敷いてあるシートにも多少の出血による汚れなどもあったので綺麗な場所で休みたいと思い陣痛室へ移動を希望しました。

 

陣痛室に移る際に試しにトイレに行ってみたのですが、麻酔のせいか陣痛のせいかやはり自力では排尿ができなかったので導尿してもらい、その後もまめに導尿してもらうことになりました。

トイレに行くのもふらふらで麻酔影響もあるので助産師さんが付き添ってくれます。そして出産用の巨大なナプキンに大量の出血をもろともせず、パンツを上げたり下げたりしてくれる助産師さん・・・

この時には恥ずかしさなどなくなっていましたが

助産師さんってすごいなー

助産師ってどうやってなるんだろう・・・今度ググってみよう(助産師になる気はない)

とどうでもいいことを心の片隅で思っておりました。

ちなみに助産師になるのって看護学校に行ったあと、さらに専門の学校をでなくてはいけないらしく大変なのですね。

今回の病院の助産師さんたちは基本的には皆さん優しくて生き生きと働いている人ばかりでした。

新生児や命の誕生と日々向き合っているとエネルギーがもらえるのでしょうか。。

もちろん全ての出産が安産とはかぎりませんが。

 

話は戻り、陣痛室に入って2.3時間うとうと休むことができましたが、次第に陣痛の痛みがまた強まってきました。

この時点でも一応麻酔は効いていますので(夜は麻酔できないと聞いていましたが、結局ある程度の麻酔は点滴?で入れてくれていたし、当直医による麻酔の追加もできることはできるということでした)もちろん通常の陣痛よりお腹の収縮の痛みはないのですが、私の場合はお尻の方が痛くなるのでそれをどこまでこらえればいいのか痛いながらも悩みました。

硬膜外麻酔というのは実はお腹の収縮の痛みには有効ですが、骨盤が広がったりお尻が圧迫されて生じる痛みにはあまり聞かないのだと助産師さんが言っていました。

先に教えてYO!

という気持ちはさておき、ぎりぎりまで息を震わせながらベッドの柵につかまり我慢しましたが、これ以上朝までは持たない!というのと、せっかく無痛分娩なのにここまで痛いのは納得いかない!と思いナースコール発射。

 

あの・・・痛くなってきちゃいました。

 

と訴えました。

すぐに助産師さんがきて肛門を押してくれたり、声をかけてくれたりしましたが痛みは強くなるばかりで、結局当直の女医さん(私の担当医よりかなりのベテラン=年配の女性)がやってきて診てくれました。

そして言われたのが

それなりに麻酔もしてるのに今の段階でそんなに痛がってるようじゃ本番が心配ですねぇ

 

なんと!ショックな発言。

やはり無痛分娩の人=痛みに弱いというイメージがそう言わせるのでしょうか?

でも私は痛みに弱いタイプではありません。お腹は痛くないけどお尻が本気で痛いんですよー!!!

と心の中では喧嘩を売っていました。

そしてとりあえず内診してみますかってな感じで、女医さんが内診してみると

 

あれ?思ったより降りてきてますね。

痛いって言うだけあってすぐそこまで来てるから、もう少し麻酔追加しておきますね

 

ですって!

 

さっきの言葉撤回してください(;O;)

 

子宮口は7~8㎝くらいまで開いているようで、こりゃ痛いよねってことで麻酔追加してくれました。

お尻の痛みに麻酔は効きにくいとはいえ、多少楽になったのでよかったです。

その後も何度か助産師さんの内診チェックを受けつつ朝を迎えました。

LDRに再び移り、出された朝食を一応つまみ促進剤の点滴を再会します。

よく出産の時はエネルギーを使うので食事をしっかり食べるといいますが、分娩台の上で食べるとは思っていませんでした。

 

ちなみに夫も朝8:00には病院に来て準備万端で促進剤点滴を開始しました。

この時夫は朝からエナジードリンクを一気飲みし、気合を入れた上で口笛など吹きながら子供が生まれるのをルンルンで待ちわびていました。

口笛吹いてる場合か!

と心でツッコミました。

産むのは私、そして苦しいのも私ですが夫なりに気持ちを高めていたようです。

促進剤を入れてしばらくは夫と二人LDRで地味に痛みと闘っていました。

肛門のあたりをゴルフボールで押すとよく聞きますが、本当に若干ですが痛みがまぎれるのでモニターを見ながら子宮の収縮が強くなるのに合わせて夫が押してくれました。

この時の子宮口は9㎝前後だったと思われますが、それなりに痛かったです。

どのくらいかというと例えようがありませんが、分娩台の手摺りに必死に掴まり痛みの波がきたらふ~~~ふ~~~"(-""-)"と吐く息が震えるくらいの痛みです。

たまにふーふーでは我慢できずうーうーと少し唸っていたかもしれません。

事前に聞いた話では子宮口全開でも皆さん余裕で食事しているよーと助産師さんが言っていましたが、私は麻酔の効きが悪いタイプなのかそんな余裕ではありませんでした。

 

次第にお尻を押す夫も疲れてきたのか、たまにモニターの数値があがってきているのに気付いているはずなのに気付かないふりして休むので、私はギロッと睨んで早く押すように訴えましたよ!

 

たかだかお尻を押す疲れより、こっちの痛みと疲労のほうが100倍ひどいんじゃー!!

 

と思いましたが、今回の出産全体を振り返れば、まぁ頑張ってサポートしてくれたとは思います。

ほんとに全国の旦那さん方、産前~産後の奥様のサポートをどれだけするかで今後の人生が変わる!と思えるくらいこの時期の行動はしっかり奥様の心に刻まれますよ!

それくらい一大事なのです。

 

さて、2時間程していよいよ子宮口全開になりかけというところで助産師さんや医師が集まってきました。

足をここに乗せていきんでみましょうか

と言われ、モニターの数値が上がるのに合わせていきみます。

いきみ方は事前にネットで調べてとおり、目を開けたままお臍見ながら長くいきむ!

と自分で冷静に考えることができました。

この時点でもやはりお腹の痛みは麻酔でそれほど感じませんでしたが、お尻の方の痛みや産道がピリピリと避けるような、焼けるような痛みはかなり感じました。

しかしモニターの数値を見ながらいきめたということは自然分娩の方よりも多少余裕があったのだと思います。

 

いきみ方弱いですか??

 

助産師さんに聞くと、

 

うん、無痛はね~どうしても弱くなるから

 

とそっけないお返事・・・

もっと、大丈夫大丈夫!とかもう少し頑張ろうとか励ましてくれるのかと思いきやなんだか無痛の人には冷たい雰囲気すらありました。

 

ちくしょー!みてなさいよ!

 

私は本気を出しでいきむことを決意しました。

 

ふぬぬぬぬぬーー!!

(私は痛みに弱くて無痛を選んだわけじゃないんだー!無痛だって立派にいきめるんだー!私の腹筋をなめるなよー!)→心の叫び

 

とこれまでの思いをはらすかのようにいきみました。

いきみのをとめるともうすぐそこで赤ちゃんの頭がつかえてるのが感じられてとても痛かったし、膣の奥の方もビリビリと裂けるように痛みがあったので、助産師に

もういきんでいいですか?

と確認し

いいよー

と言われたのでモニターの数値を無視して息の続く限りいきみました。

この時にはいきむと

ああああああーっ

と叫びとまでいかずとも声が出てしまいました。

すると助産師さんが、ちょっと赤ちゃんが苦しくなったみたいだから酸素吸入するねー!

といって私に酸素マスクをつけてくれました。私自身もいきんだ後も痛みで息が上がり

はぁっはぁっと苦しくなっていたのでそのせいで酸素マスクをつけられたのかと思っていましたが後で聞いたら、赤ちゃんの首にへその緒が2重にまきついていて酸素不足になっていたからだそうです。

でもへその緒が長かったおかげでそのまま産むことができたんだろうということでした。へその緒が巻きついてても自然分娩できるんだーと後から妙に感心したものです。

 

そんな本気のいきみを3.4回したあたりでしょうか

 

もう出るよー!!!

出たー!

 

という助産師さんの声とともに、大きなものが体から出ていった感覚がありついに我が子が産まれました(;O;)最初は弱い泣き声でしたが、助産師さんに抱っこされ

もっと大きな泣き声聞かせてー

と言われながら背中をトントンされると

オギャー!

と元気よく泣いてくれました。

 

出産時に感動して泣いたという人もよくいますが、私は泣かないタイプだったようでただやり遂げた・・・という気持ちと、やっと我が子に会えたという気持ちにジンワリと浸っておりました。

やっと出てきたの・・・♡

というのが私が最初に我が子にかけた言葉です。

29時間かかった長いお産で、全く無痛ではありませんでしたが私の出産当日はこのような感じでした。

 

ちなみに後で助産師さんに

何かスポーツとか腹筋を使うことしてたんですか?

と聞かれました。

私の本気のいきみを見て聞いたようです。

もちろん心の中で小さなガッツポーズをしましたよ(´っ・ω・)っ